2015年7月25日土曜日

3日目 シェーンブルン宮殿

地下鉄のU4 Schottenring 駅よりSchönbrunn へ。

宮殿と庭園群が世界遺産に登録されているシェーンブルン宮殿へ向かいます。


 宿からは乗り換えなしで、乗り放題のチケットを買っていたので楽に動けました。

最寄りの駅から人の流れについて行くと宮殿が現れます。
所要時間は目安ですがかなり正確で、参考になります。

チケットの種類が色々あり、どれにしようか悩みました。

他とのコンビチケットにしようかと思ったのですが、この暑さ、体がばてて

後々行けなくなることも考えられそうだったのでその都度チケットを買う事にしました。

まだ混雑していない時間帯だったので、待たされることもなく入ることが出来ました。

日本語のオーディオガイドを聞きながら約1時間見て回るグランドツアー(15.9€)。
宮殿が見えました。まだ早めの時間で人が少なめ。
混雑時はレーンが出来て並びそう。
ハプスブルク家の家計図 Genealogy of the House Habsburg
身軽で行ったので荷物預けもなし。
宮殿内は撮影禁止、オーディオガイドの案内に沿いながら見学していきます。

ガイドブックだよりに見るのとは違って解説があると分かりやすいです。

きらびやかなベルサイユ宮殿を見た後に見るシェーンブルン宮殿は地味に感じます。


目安で書かれていた所要時間通りに見学を終了。


宮殿の裏にある広い庭園、全部見て回りたいならこのようなミニトレインが便利そうです。

私たち二人は暑さで疲れ、腰痛に悩まされ、庭の方はパスしました。

折角行ったのに惜しいことをした気はするのですが、

後に控える観光にも体力を残しておかねばいけません。


3日目 旅行中のランチの定番

旅行中は毎朝お昼用の用意していたサンドイッチ。

オーストリアのパンはかためのものが多かったです。


ハムとハーブ入りクリームチーズ、自分の好きなものを入れて簡単に作ります。

サーモンとクリームチーズも定番
ラップは日本の品質はぴか一。
スティック野菜も毎度の様に用意しました。

この写真を見て、かつて私と一緒に旅行をしていた息子が

「懐かしいな~」と一言。

セルフケータリングの宿に泊まる旅行をするスタイルになり、

全然代わり映えしない内容なのですが、サンドイッチがランチの定番です。

2015年7月24日金曜日

2日目 キッチン付きの宿は部屋で食べるのが楽

朝、出掛けに宿のオーナーさんのメールボックスに一言メッセージを残していきました。

「扇風機があったら貸してください。」

猛暑の中、扇風機の存在は大きい。
宿に戻り、部屋の鍵を開けて中に入るとテーブルの上に扇風機が置かれていました。

今回滞在期間中に宿のオーナーさんと会う事は一度もなかったのですが、

言ってみるものですね。

室内にある暑い空気をかき混ぜるだけだったとしても、風があるないでは大きく違います。


主人は私がメッセージを走り書きをしていた時、

「何を書いているんだろう?」くらいに思っていたそうです。

宿に戻った際、鍵を開けようとした時鍵の掛け具合が違うのに何やら異変を感じ、

部屋に入ってこの扇風機が置かれているのを見て、

私が朝書いていたメッセージの事を思い出して気が付いたようです。

この気候の為に用意されたのか、新しかったです。

暑い中の調理なので簡単に出来るものを自炊。

みずみずしいサラダもビールも進みます。

ブルーベリーも葉っぱが入っていて新鮮そう。
ヨーグルトと一緒に、さっぱりデザートでいただきました。
狭いキッチンなのでろくに調理が出来はしないのですが、やはり自室で飲食できるのは楽です。

2日目 メルクでランチ ヴァッハウ渓谷遊覧船

メルク修道院(Stift Melk)を観光後はメルク(Melk)の町を散歩してまわりましたが、

日陰に入っても涼しい風吹くでもなくただひたすら暑く、

エアコンのきいたレストランを探しましたが見つからず、

広場に面したカフェにてランチをとりました。

美味しそうに見えますが…
この暑さ、ビールをグイッといきたいところですが、ワインの産地としても有名なので、

私はリースリングの葡萄を原料に作られたヴィンツァー・クレムス(Winzer Krems)を注文。

しかし、この暑さ。一気にぬるくなり、さらには生温かくなってきました。

広場に面したカフェ
ソーセージのベーコン巻 Berner Würste

ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel(ウィーン風子牛のヒレ肉)
ソーセージの中にチーズが入っていてとろけ出て美味しい
遊覧船の船着場までは町中から10分ほど
複数の遊覧船が運航している船着場
ヴァッハウコンビチケットで乗船できるのはDDSG Blue Danube。

乗船前に窓口にてヴァッハウコンビチケットを乗船券に引換
日本語の解説書もあり、それを見ながら出航
ドナウ川の中で最も景色が美しい、といわれユネスコ世界文化遺産に指定されている

メルク(Melk)からクレムス(Krems)の長さ30数Kmのヴァッハウ渓谷。

左右の川岸にある古城や修道院を遊覧船の中から眺めることが出来ます。

メルク 13:50発、クレムス 15:30着、所要時間は約1時間40分です。

広々とした船内は自由席
船内もエアコンがなく、暑い空気が循環しているだけ。

出航したら少しでも風が動くだろうと窓の近くの席へ行きました。しかしその考えは甘かった…

見晴らしのいいデッキ席は日焼け覚悟
主人は暑さで観光初日からばてて、デッキに出ることもなく、船内に留まりました。

私は室内でも船内、いずれにしても暑いのだったら、景色を見よう、とデッキ席へ。

ガンガン照り付ける日差しを浴びまくりました。

普段から日焼け防止の対策は日焼け止めクリームとサングラスだけの無防備です。

クレムス(Krems)はアプリコットの名産地
アプリコット(アンズ)は、オーストリアのドイツ語ではマリレ(Marille)だそうです。

マリレは今回の旅行で一番気に入ったフルーツ。

夏の時期だと熟して甘味の高いものが食べられるので是非食べてみてください。

ジャム、シュナップス(リキュール)、シロップ漬けなどの加工品も人気です。

船内にも取り揃えてありました。

ドナウ川で水遊び、涼しそうでうらやましい
右側に見えるアッグシュタイン(Aggstein)
日差しがいい南向きの斜面には、ぶどう畑が広がる
ヒンターハウス城 ( Burgruine Hinterhaus )
穏やなドナウ川を運航する遊覧船
デュルンシュタイン(Dürnstein)
船はここで一回りしてくれるので、360度景色が眺められます。

やっぱり水遊びをしている人達がうらやましい…
 ドナウ川遊覧船に乗ると、川のそばなので多少は涼しい風が吹いてくるのでは?

と思ってここを選んで来たのですが、甘かったです。

クレムス(Krems)到着 定刻より10分遅れ
クレムスの船着場から、オーストリア鉄道(OBB)Krems/Donau駅まで近いと思いきや、

これがかなり距離がありました。しかも、線路も、地図も表示も見当たりません。

「どうやって駅まで行くんだよ~!」前の人について行けば駅に行けるかと思っていたら、

途中の道に駐車している自家用車に乗り込んでしまいました。(汗)

これはヴァッハウコンビチケットにもっと詳しい説明書きが必要!です。

船と列車のセットのチケットなので鉄道の便もよかろう、これも違いました。

約1時間に1本、私達が駅に着いた時には列車は2分前、定刻に出発していました。

駅構内にある小さなスーパー兼カフェで主人は一休み。

私は夕食の材料を買いに駅の近くにあった小さめのスーパーマーケット、SPARへ。

クレムスを観光する余力はなくともスーパーは不思議と足取りが軽くなります。

(下のマップにスーパーマーケットのHoferとSPARを書き込んでいます。)
Krems船着場からKrems/Donau駅
 クレムスの船着場から駅までの間に大きいスーパーHoferもありましたが、

そこまで戻る力は湧かず…


準急(REX)でクレムス(Krems/Donau)17:02発、Wien Heiligenstadtに17:58着。


ウィーンのハイリゲンシュタット(Heiliganstadt)乗り継ぎショッテンリンク(Schottenring)着。

宿に戻る前に、まだ明るいことだし環状線を一周回てみようか、とトラムに乗車。

しかし、環状線を回るルートは観光客向けのイエロートラムだけになったそうです。

ウィーン48時間フリーパスでは乗れません。

トラムの車内も極暑!暑さに負けました。もう限界。

もう宿に戻ろうっか。


長距離フライト、前夜からの睡眠不足、日中の不快な暑さ、日差しの厳しさ、

全てが重なり、ドナウ川の印象までも低評価となってしまいました。


ドナウ川流域は、後にミュールドルフを訪れた時に何度も車で走ることになります。

2日目 ヴァッハウ渓谷へ メルク修道院

熱帯夜で睡眠不足気味でした。


朝食を食べながら今日の観光先を決めました。

週間天気予報を調べ、数日後から天気が崩れそうだったのでお天気のいい間に

世界遺産の「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」に行くことにしました。


アパートメンツ最寄りの駅でウィーン48時間フリーパス 48 Stunden Wien-Karte を購入。

Wiener Linien, 24-, 48-, 72-hour-ticket (13.3€/一人)

地下鉄、市バス、市電が48時間乗り放題の乗車券で、券売機で購入できます。

他にも乗り物乗り放題に加えて博物館、美術館、観光名所などが割引になる

ウィーン・カード (Vienna Card)も観光客に便利そうです。


ウィーンウエスト駅に向かい、OBB(オーストリア連邦鉄道)のカウンターで

ヴァッハウコンビチケット Wachau Kombiticketを購入。


このチケットはウィーン市内からメルク、クレムスまでの鉄道(2ndクラス)往復乗車券、

ヴァッハウ渓谷遊覧船の片道の乗船引換券、メルク修道院の入場引換券の

3枚がセットになって綴られています。(51€/一人)

鉄道乗車券以外はそれぞれのチケット売り場で提示し、引換えて使っていきます。

メリットは、その都度買わなくていいので手間が省ける、

3か所別々で支払うよりも若干安く購入できる点。

デメリットは、遊覧船の会社が決められてしまうため

出航時間に合わせないといけないという点。

せっかちな私にはその都度時間に合わせて動ける方が良かったです。

参考モデルルート
鉄道の時間や遊覧船の時間は自分で自由にアレンジできます。

私達はこの参考モデルルートとほぼ同じスケジュールで移動しました。

OBB(オーストリア連邦鉄道)に乗車

メルク(Melk)駅に到着。

駅を下車した後は、人の流れについて行くとメルク修道院(Stift Melk)が見えてきました。

メルク修道院(Stift Melk)と教会広場(Kirchenplatz)
高位聖職者の中庭(Prelate's courtyard)
メルク修道院(Stift Melk)マップの黄色い部分が観光出来る範囲
メルク修道院(Stift Melk)には無料パンフレットはなく、有料のガイドブックが販売されています。

ベネディクト会派の修道院でマリー・アントワネットもフランス王室に嫁ぐ途中に

この修道院で一泊したそうです。

ものすごい蔵書の数を誇る図書館と付属教会がとても豪華です。

図書館は撮影禁止、と注意を受けたので掲載できていません。

入り口を入るとすぐ見える、オーストリア女性マリア・テレジアと夫のフランツ・シュテファンの肖像画
メルク修道院(Stift Melk)のマーブルホール(Marmorsaal)の天井
ガエターノ・ファンティ(Gaetano Fanti)作の天井のフレスコ画
メルク修道院(Stift Melk)から臨むドナウ川の支流
メルク修道院(Stift Melk)の参事会教会(Stiftskirche)の祭壇

メルク修道院(Stift Melk)を観光後は、次の遊覧船の時間までランチタイムです。

暑さが厳しすぎる…頭の思考回路がうまく働かず、ずーっとボーっとした感じでした。